富士通が富士通ビジネスシステムを完全子会社化、GLOVIAなど中堅企業向けソリューションを集約

　富士通は21日、株式交換により富士通ビジネスシステム（FJB）を完全子会社化すると発表した。FJBの1株に対して、富士通の3.5株を割り当てる。これに伴い、FJBは上場廃止となる。

　富士通は、国内テクノロジーソリューション市場を、大手市場と中堅市場に大別した上で、富士通が大手市場に、FJBが中堅市場に特化する。FJBは、富士通グループ内の中堅向けリソースを集約し、サービスやプロダクトの企画から開発、販売、運用までを担う中核企業を担うという。

　完全子会社化の第一弾として、富士通の中堅市場向けERPソリューション「GLOVIA smart」のブランドをFJBの管轄下に置き、企画・商品化を含む一連の機能をFJBに移管する。

　株式交換の予定日（効力発生日）は、8月1日となる予定。