SAS、クレジット事業者向け統合与信管理ソリューション発売へ

　改正貸金業法の施行に伴う上限金利の引き下げや総量規制の導入、経済危機による消費の低迷など、クレジットビジネスを取り巻く環境は厳しさを増している。各事業者は、購買力の高い顧客の囲い込み、与信枠増加による収益増、適切な与信管理による貸し倒れリスクや回収コストの低減などが求められる。

　こういったニーズに対応するSASソリューションの特徴は、初期与信の入会審査をリアルタイム化・自動化等を実現する初期与信機能、カード保有者の利用動向に合わせ途上与信戦略を自動的に適用や変更等ができる途上与信機能、回収管理機能、統合管理機能等が挙げられる。

　同ソリューションにより、従来ブラックボックス化しがちだったスコアリング・モデルや審査ルールのオープン化、自動審査率とメンテナンス性の向上を実現できる。また、月次中心の与信枠の調整では困難だったカード利用状況に応じた機動的な対応を実現し、カード保有者の利用ニーズや不正利用等に迅速に対処できるという。