日立グループ4社、貿易業務、物流、情報システムを一括代行する海外調達ソリューションを開始

　日立製作所と日立ハイテクノロジーズ、日立物流および日新運輸は22日、グローバルに衣料品などを扱う小売業やメーカー向けに、貿易業務、物流、情報システムを一括して代行・提供する海外調達ソリューション事業を11月1日から開始すると発表した。

　これまで、日立グループでは、海外調達業務に関するソリューションとして、日立ハイテクが貿易業務、日立物流グループが物流、日立が情報システムとバラバラに提供してきたが、これを一括して提供することで、業務コストの削減と、他社との競争力強化を狙う。

　日立は7月に子会社5社を完全子会社するなど、グループ経営の効率化を進めており、今回の発表もこうした取り組みの一貫とみられる。

　4社は、まず本ソリューションを、中国を中心としたアジア各国との商品・資材の海外調達業務を対象に展開し、その後、欧州をはじめとする他の地域にも展開していく予定だという。