シマンテック、中堅中小企業向けバックアップ製品「Backup Exec System Recovery 2010」を発売

　Backup Exec System Recovery 2010では、従来オプションで提供されていたGranular Recovery Optionを標準で搭載。この機能により、中堅中小規模企業はファイルサーバ全体、デスクトップ PC、ノートパソコン、仮想サーバ、重要なアプリケーションサーバなどをバックアップしながら、個別のファイルごとに短時間でリストアできる。

　また、Windows 7、Exchange 2010、Windows Server 2008 R2などを新たにサポートし、今年中にLinuxにも対応するという。

　そのほか、Backup Exec System Recoveryでは、新たにVMware vSphere 4.0、Hyper-V Server 2008 R2、Citrix XenServer 5.xなど、最新の仮想環境をサポート。P2V（物理環境から仮想環境）への変換することで、災害対策やテストに活用できる。

　価格は、Backup Exec System Recovery Server Editionがサーバあたり15万3,800円、Backup Exec System Recovery Basic Editionがサーバあたり9万7,200円、そのほかSBS向け製品などがラインアップされている。

　競合製品のCA ARCserve Backupなども、新OSや仮想環境への対応を進めているほか、機能統合による事実上の値下げを行っており、中小企業向けのDR（災害復旧）ソリューションとして競争が激化している。