SAPジャパン、中堅中小企業向けERPをホスティングサービスで提供

　SAPジャパンは18日、チャネルパートナーによって、中堅中小企業向けERP「SAP Business All-in-One」をホスティング・サービスとして展開することを発表した。

　SAPのチャネルパートナーがSAP Business All-in-Oneのホスティング・サービスを用意し、複数の企業が利用できるようにする。パートナーが、アプリケーションのホスティングと管理、インフラの保守およびソフトウェアのアップグレードを担当することで、初期導入コストや運用費用を低減できるという。

　今回の発表に合わせて、チャネルパートナーの1社、電通国際情報サービス（ISID）が「ビジネス・アクセル for SAP ERP（BusinessACXEL for SAP ERP）」の名称でサービス開始を発表。2010年初頭よりサービスを開始する。SAP ERPのほか、ワークフローやデータ連携など、SAPを補完するISIDソリューションも提供するという。

　80ユーザー制限で、24か月/36か月/48か月の利用期間から選択可能。ユーザー数に応じた月額利用料制となる。詳細な価格は未定。

　ISIDは同サービスで、2013年には20億円の売り上げを目指す。本サービスは、欧州や米国などの一部で展開済みだが、今回初めてISIDが日本で展開することになる。