- 2023/05/19 掲載
東京株、バブル後最高値水準=33年ぶり、円安・米株高で買い
19日午前の東京株式市場で、日経平均株価は一時、前日比350円64銭高の3万0924円57銭に上昇するなど、バブル崩壊後の1990年以来33年ぶりの高値水準で推移している。為替の円安進行を受けて、買いが優勢となった。
前日の米国市場では、連邦政府の債務不履行(デフォルト)が回避されるとの楽観ムードが出て、株価指数はそろって上昇した。この流れを引き継ぎ、東京市場も朝から幅広く値上がりしている。米国で発表された経済統計で景気の底堅さが示唆され、為替が円安方向に振れたことも、輸出関連株の追い風となっている。
ただ、市場では最近の株価連騰による過熱感も意識されており、前日大きく値上がりした半導体株の一角などには利益確定の売りも出ている。「今後は自社株買いなど株価を押し上げてきた要因の持続力を見極める局面になる」(大手証券)との声も聞かれた。
【時事通信社】
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