［１日　ロイター］ - アップルとマイクロソフトは、７月末時点でもそれぞれ時価総額世界第１位と第２位の座を堅持した。

アップルは７月になって世界で初めて時価総額が３兆ドルの大台に達した。新たな市場での事業拡大期待や、米国の利上げがペースダウンするとの観測が背景だ。同社は３日に４―６月期決算を発表する。

一方、既に発表した４―６月期売上高が市場の予想を上回ったマイクロソフトだが、７月全体で株価は１．４％下落した。それでも月末の時価総額は２兆４９００億ドルだった。

これまでにマイクロソフトのほか、アルファベットやメタ・プラットフォームズ、インテルなどが明らかにした業績はいずれも力強い内容で、市場心理を上向かせている。

ウェドブッシュのアナリスト、ダン・アイブス氏は先週のノートで、今年に入ってからのハイテク株の強気相場と人工知能（ＡＩ）を巡る盛り上がりは、１９９９年から２０００年のＩＴバブルではなく、１９９５年のインターネット時代の幕開けに似ているとの見方を示した。

リフィニティブのデータによると、今のところ４―６月期決算がアナリスト予想を上回った大型株と中型株の割合は６９％で、このうちの８２％をハイテク銘柄が占めている。