- 2023/08/15 掲載
午前のドルは下げ渋り、対円は9カ月ぶり高値
正午時点のドルは、前日NY市場終盤と変わらずの145円半ばで取引されている。
ドルは朝方から底堅い展開で、午前9時過ぎに145.60円と、昨年11月10日以来9カ月ぶり高値を更新した。4─6月期GDPが前期比プラス1.5%、年率換算プラス6.0%と事前予想を大きく上回ったことなどで、145円前半へ下落する場面もあったが、正午にかけて緩やかに値を戻した。
ドルが切り返す場面では、人民元の下げが関心を集めた。中国で発表された7月の経済指標が軒並み予想を下回ったほか、指標発表に先立って、中国人民銀行(中央銀行)が1年物の中期貸出制度(MLF)金利を引き下げたことで「追加緩和への期待が高まった」(国内証券アナリスト)という。
人民元の対ドル相場はオフショア、オンショアともに9カ月ぶり安値を更新した。オンショア市場では、主要国有銀行がドル売り/人民元買いに動いたもようで、元はその後下げ幅を縮小した。
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