- 2023/08/16 掲載
デジタル人材を拡充=成果に応じた報酬も―コンコルディア社長
横浜銀行などを傘下に持つコンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)の片岡達也社長(横浜銀頭取)はインタビューに応じ、デジタル人材の育成強化に取り組む考えを明らかにした。担当部署の規模を拡充するほか、報酬体系も「メリハリを効かせ、モチベーションが高まる仕組み作りが必要」とし、より成果を反映する形に見直す。
横浜銀では「デジタル戦略部」を中心に個人顧客向けスマートフォンアプリや法人顧客へのデジタルトランスフォーメーション(DX)のコンサルティングなどに注力している。片岡氏は「これから人を増やしていく」と述べ、戦略部を現在の約100人体制から拡充する方針を示した。社員に対し、ITに関する基礎知識を証明する「ITパスポート」の積極的な取得も促す。
横浜銀は今年、神奈川銀行を買収した。片岡氏は「拠点の統廃合は考えていない」としつつ、同じ建物に両行の店舗が入る「共同化」を進める可能性を示唆。「賃料やスペースを効率化できるメリットがある」と話した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるコンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)の片岡達也社長=10日、横浜市西区
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