- 2023/08/16 掲載
カナダ7月CPI、前年比+3.3% 追加利上げの可能性高まる
カナダ銀行(中央銀行)が重視するコア指数は高止まりしていることが示され、中銀が追加利上げに踏み切る可能性が高まった。
7月のCPIは前月比では0.6%上昇し、市場予想の0.3%よりも高い伸びとなった。コア指数の中央値とトリムの平均値は3.65%。6月は3.70%だった。
統計局は7月のCPIについて、ガソリン価格が前年同月に前月比で大きく下落したことに伴う影響が大きいと説明。生鮮果物など食品価格が大きく値上がりし、全体を押し上げた。
スコシアバンクの資本市場経済担当バイスプレジデント、デレク・ホルト氏は「カナダはインフレの上振れリスクが高まる局面を迎えつつあると思う。私の見解では、利上げは終了していない」と述べた。
7月は食品とエネルギーを除く指数が前年同月比3.4%上昇。サービス価格は4.3%、財価格は2.3%それぞれ上がった。
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