- 2023/08/16 掲載
ハワイ電力会社株、急落続く S&Pがジャンク級に格下げ
ハワイアン・エレクトリックの設備が火災と何らかの関連があったのではないかとの見方が強まる中、同社株は今週に入って54%急落。15日の取引では2009年以来の安値を付け、時価総額は約7億3000万ドル減少した。
S&Pはハワイアン・エレクトリックの格付けを「BBマイナス」に引き下げ、さらなる格下げの可能性を示す「クレジット・ウォッチ・ネガティブ」に指定した。
「今回の森林火災の深刻さは、同社にとって山火事リスクが従来の想定より大きいことを示している」と指摘。「火災で顧客ベースのかなりの部分が破壊され、復旧に長い年月がかかるため、同社の収益性は長期的に低下が予想される」とした。
また、火災の責任がハワイアン・エレクトリックにあるとして起こされた集団訴訟について「原告が勝訴すれば同社の財務指標は著しく悪化する」とした。
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