- 2023/09/28 掲載
東洋建が「特別委員会」設置、任天堂創業家ファンド提案に対応
[東京 27日 ロイター] - 東洋建設は27日、任天堂創業家の資産運用会社、ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス(YFO)による株式公開買い付け(TOB)価格引き上げなどの提案に対応するため、独立社外取締役で構成する特別委員会を設置すると発表した。
同社取締役会から特別委員会に対しては、1)YFOのデューデリジェンス(適正評価手続き)への対応を行うべきか否か、デューデリジェンスにどこまで対応するべきか、2)取締役会がこのTOBに賛同し、株主に対して応募を推奨するべきか否かの2項目を諮問した。12月下旬までの答申を求めている。
YFOは東洋建設のTOBについて、新中期経営計画の実現可能性などが確認されることを条件に、これまでの1株1000円を1255円に引き上げると提案した。
また、6月の株主総会を経て新しく発足した取締役会は、3月に公表した中期経営計画についてレビューしてきたが、事業利益等の変動要素を確認した上で、5年の事業計画・目標として妥当な水準であることを27日の取締役会で確認したという。
23年度から5年間の中期経営計画では、当初3年間の配当性向を100%、4年目以降は自己資本比率40%を目安に積極的な配当を継続することなどを盛り込んでおり、上場維持が前提となっている。
PR
PR
PR