- 2023/10/24 掲載
日銀の物価基調指標、9月加重中央値が初の2%台 前月から伸び拡大
Takaya Yamaguchi
[東京 24日 ロイター] - 日銀は24日、9月の物価の基調を示す3指標のうち「加重中央値」が前年同月比2.0%上昇したと発表した。8月より伸びがさらに拡大し、さかのぼって比較できる2001年1月以降で最高となった。加重中央値が2%台となるのは初めて。
加重中央値は価格上昇率の高い順にウエートを足し上げ、50%近辺に位置する値を指す。3指標のうち、上下10%の極端な動きを除いた「刈り込み平均値」や、品目数が最も多い上昇率を示す「最頻値」は先行して2%を大きく上回っており、企業の価格転嫁が想定以上に続く中で、物価の基調が強まっている現状が改めて示された。
日銀によると、刈り込み平均値は前年同月比3.4%上昇し、最頻値は2.8%の上昇だった。
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