• 2023/11/02 掲載

米10年債利回り、アジア市場で一段と低下 2週間ぶり低水準

ロイター

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[シンガポール 2日 ロイター] - 米10年国債利回りが2日のアジア時間の取引で一段と低下し、4.705%と2週間ぶりの低水準を更新した。直近では4.715%。

米連邦準備理事会(FRB)は1日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で金利を据え置き、最近の国債利回りの上昇が金融情勢に引き締め効果をもたらしていることを認めた。

パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で、インフレ鈍化の進展が停滞すれば再度利上げする用意があると述べたが、市場では利上げが終了したとの見方が広がっている。

CMEグループのフェドウオッチによると、12月の利上げ確率は20%、1月の利上げ確率が25%に低下した。前日はそれぞれ29%、39%だった。

サクソのストラテジストは「パウエル議長はタカ派的な姿勢を示そうとしたが、第3・四半期の強い国内総生産(GDP)統計や好調な9月の雇用統計はほとんど材料視されておらず、FRBの利上げは終了したとの見方が広がっている」と指摘。

2年国債利回りも約2カ月ぶり低水準の4.925%まで低下。直近では4.937%となっている。

米財務省が長期債入札の増額規模を縮小すると発表したことも利回り低下要因。

INGのアジア太平洋リサーチ責任者、ロブ・カーネル氏は「FRBが利回り上昇に利上げと同じ効果があると指摘したことに加え、長期国債の発行圧力低下が、大幅な利回り低下の主因だろう」と指摘。FRBは依然として利下げではなく利上げに傾いており、債券市場の動揺は今後も続く可能性があると述べた。

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