- 2023/11/07 掲載
マルチ戦略ヘッジファンド、10月の厳しい環境でリターン確保=関係者
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 「マルチ戦略」を駆使する有力ヘッジファンドの多くが、厳しい市場環境に見舞われた10月のリターンをプラスで乗り切った。事情に詳しい複数の関係者がロイターに語った。
マルチ戦略は、株式から通貨、クレジット商品などさまざまな資産に資金を振り向け、多様な手法を組み合わせて運用するので、市場が困難な状況にある際には逆に有利に働く。
こうした中で関係者によると、シタデルの主力ファンドの「ウェリントン」は10月のリターンが1%、ポイント72は1.2%、ミレニアムは0.6%、ションフェルド・ファンダメンタル・エクイティは1.15%、エクソダスポイントは0.69%となった。
1─10月の成績は、シタデルの主力ファンドが13.7%、ミレニアムとポイント72がともに8.3%、エクソダスポイントとションフェルドがそれぞれ5.39%と2.1%だった。
10月の市場は大荒れの展開。米10年債利回りが一時5%超と2007年以来の水準に跳ね上がったほか、米株の主要3指数はいずれも下落した。
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