- 2023/11/16 掲載
カーライル、アジアファンド目標額30%引き下げ 環境悪化で集まらず
[香港/ムンバイ 16日 ロイター] - 米投資大手カーライル・グループが、現在募集中の汎アジア・プライベートエクイティ・ファンドの調達目標を少なくとも30%引き下げたことが関係者の話で分かった。世界経済の減速と地政学的緊張で投資意欲が減退している。
アジアに特化した資金調達は低迷している。プレキンのデータによると、調達額は2021年は2990億ドルだったが、22年は1540億ドルに減り、今年は730億ドルにとどまる。
カーライルが目標を引き下げたのは、アジア特化の第6号ファンド。85億ドルの調達を目標に22年半ばから募集を開始したが、調達額は30億ドルにも達していない。このため目標額を60億ドルに下げたという。
カーライルの広報担当者はコメントを控えた。
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