- 2025/06/09 掲載
独ポルシェ、組み立て最終段階の米への移管計画との報道否定
ブルームバーグは同日、複数の関係者の話として、ポルシェのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)が内装部品の取り付けやタイヤの装着といった車両組み立ての最終工程の米国への移管を検討していると報じた。ブルーメ氏は独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループも率いている。
ポルシェは需要の落ち込み、中国での厳しい競争、電気自動車(EV)の普及の遅れといった課題に直面しているが、VW傘下の高級車部門アウディと同様に米国で生産を行っておらず、関税の影響が大きい。
ポルシェのヨハン・ブレクナ―最高財務責任者(CFO)は4月下旬に、たとえ他のVWブランドと提携しても、販売台数が少ないことから米国での現地生産には理がないとの見方を示していた。
アウディは売れ筋の車種については米国で生産を行う計画で、年内に生産拠点を置く場所を発表する予定。
ブルーメ氏は5月25日の週に、米国で大規模な投資によるVWグループの事業拡大に向けて米政府と話し合いを持ったと述べたが、詳細は明らかにしなかった。
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