- 2025/06/09 掲載
25年度年限債発行見直し、超長期国債の買入消却案も浮上=関係筋
[東京 9日 ロイター] - 2025年度国債発行計画の年限債発行見直しで、超長期国債の新規発行分の減額と併せ、過去に発行した低利率の超長期国債を買入消却する案が浮上していることが9日、分かった。複数の関係筋が明らかにした。
生命保険各社の責任準備金対応が一巡し、急ピッチな利回り上昇がみられる現状に対処する。20日に開催する国債市場参加者会合と、23日の国債投資家懇談会で協議し、可否も含め検討を進める。
協議に先立ち、市場参加者からは超長期国債の買入消却を求める声もあった。国債整理基金による買入消却を実施するには追加予算が必要となるほか、制度設計を詰めていく必要がある。仮に導入する場合でも相応の時間が必要になるとみられる。
超長期債の減額幅や、減額を補う年限債をどうするかは今後、詰める。年限債発行見直しでは、8月に予定している残存15.5年から39年の流動性供給入札も減額する方向で調整を進める。
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