- 2025/06/10 掲載
米消費者、インフレ期待が全期間で低下=NY連銀5月調査
[9日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が9日発表した5月の消費者調査によると、今後のインフレの道筋を巡る不安が緩和したほか、個人の財務状況に対する楽観的な見方も高まった。
1年先のインフレ期待は3.2%(4月は3.6%)、3年先のインフレ期待は3%(4月は3.2%)、5年先のインフレ期待は2.6%(4月は2.7%)と、インフレ期待は全期間において低下した。
ガソリン代、家賃、医療費、大学費用の伸び予想が緩やかになった一方、1年後の食料品の予想上昇率は5.5%と、2023年10月以来の高水準となった。一方、1年後の住宅価格の予想上昇率は3%と、4月の3.3%から低下した。
消費者の収入と所得、雇用見通しの見方にも改善が見られ、現在の財務状況についての見方は「わずかに」改善。昨年に比べて信用へのアクセスに対する見方が改善したほか、債務返済が滞る可能性があるとの認識は低下した。
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