- 2025/06/10 掲載
米国株式市場=S&P・ナスダック上昇、米中貿易協議に注目
[9日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が上昇して取引を終えた。アマゾン・ドット・コムやグーグル親会社のアルファベットの上昇に支援された。貿易摩擦の緩和を目指す米中協議が注目された。
米中は9日、通商問題を巡る2回目の閣僚級協議をロンドンで開始した。
ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は「市場は具体的な成果につながるかどうかに関わらず、中国とのいかなる対話も前進と見なしている。反証がない限り、政権の言葉を鵜呑みにしようとしている」と指摘した。
アマゾンとアルファベットはそれぞれ1%以上上昇した。
アマゾンはデータセンターインフラ拡大に向け、ペンシルベニア州に少なくとも200億ドルを投資する計画を発表した。
アップルは1.2%下落。9日に年次ソフトウエア開発者会議を開催したが、目新しさに欠けた。
S&P主要11業種では6業種が下落。公益事業が0.66%安、金融が0.55%安と下げを主導した。
米国と主要貿易相手国間のさらなる貿易協定締結への期待や、好調な企業業績、良好なインフレ指標が5月の米国株高を後押しし、S&P500とナスダックは月間で2023年11月以来の大幅な上げを記録した。
S&P500は2月に付けた史上最高値まで約2%、ナスダックも昨年12月に付けた史上最高値まで約3%となっている。
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは約3%下落。苦戦するケーブルテレビネットワークからスタジオ・ストリーミング事業を分離すると発表した。発表直後には13%急騰していた。
マクドナルドは0.8%下落。モルガン・スタンレーが投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に引き下げた。
インターネット証券ロビンフッド・マーケッツは2%近く下落。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが直近のリバランスでS&P500の構成銘柄を据え置いたことが背景。ロビンフッドは同指数に採用されるとみられていた。
S&P500では値上がり銘柄が値下がり銘柄を1.1対1で上回った。
米取引所の合算出来高は171億株。直近20営業日の平均は178億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 42761 -1.1 0.00 42786 42893 42567
.76 1 .19 .09 .55
前営業日終値 42762
.87
ナスダック総合 19591 +61. +0.3 19573 19637 19531
.24 28 1 .14 .56 .10
前営業日終値 19529
.95
S&P総合500種 6005. +5.5 +0.0 6004. 6021. 5994.
88 2 9 63 31 18
前営業日終値 6000.
36
ダウ輸送株20種 14976 +99. +0.6
.87 64 7
ダウ公共株15種 1023. -10. -1.0
48 51 2
フィラデルフィア半導体 5136. +98. +1.9
66 61 6
VIX指数 17.16 +0.3 +2.3
9 3
S&P一般消費財 1724. +18. +1.0
76 37 8
S&P素材 555.8 +3.4 +0.6
9 0 2
S&P工業 1222. -1.0 -0.0
79 9 9
S&P主要消費財 900.8 -2.1 -0.2
1 4 4
S&P金融 846.7 -4.6 -0.5
2 6 5
S&P不動産 262.0 -0.1 -0.0
5 8 7
S&Pエネルギー 634.1 +1.4 +0.2
9 2 2
S&Pヘルスケア 1560. -2.4 -0.1
38 3 6
S&P通信サービス 364.3 +0.4 +0.1
5 9 4
S&P情報技術 4671. +11. +0.2
78 50 5
S&P公益事業 407.4 -2.7 -0.6
4 0 6
NYSE出来高 11.09
億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 3823 + 大阪比
0 120
シカゴ日経先物6月限 円建て 3822 + 大阪比
5 115
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