- 2025/06/10 掲載
米ワーナー、動画配信・映画とCATVの事業切り分け 2上場企業に再編
2022年にワーナーメディアとディスカバリーの合併で誕生した同社は、低迷するCATV事業を分離し、動画配信・映画事業の成長を重視する方向にかじを切った。
米国では消費者が有料CATVを解約して動画配信サービスに移行する動きが広がり、WBDのCATV事業も視聴率低下と減収に苦しんでいる。
動画配信サービス「HBO Max(HBOマックス)」や映画制作事業などを傘下に置く新会社は、WBDのデービッド・ザスラフ最高経営責任者(CEO)がトップに就任する。
一方でニュースサービスの「CNN」やスポーツ中継の「TNTスポーツ」などを抱えるCATVの新会社はWBDのガンナー・ウィーデンフェルス最高財務責任者(CFO)がCEOとなる。
再編手続きは来年半ばまでに完了する見通し。
ザスラフ氏は「われわれは業界がどのように推移しているか分析を続けてきた。(そこで)今後の正しい道筋は、グローバルネットワークと動画配信・映画を2つの独立した上場企業に分割することだと、より明確になってきた」と説明した。
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