• 2025/06/10 掲載

午前の日経平均は続伸、円安が支援 日米交渉進展の期待も

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Hiroko Hamada

[東京 10日 ロイター] -

前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比385円40銭高の3万8473円97銭と、続伸した。赤沢亮正経済財政・再生相が13日から訪米すると伝わり、日米関税交渉が進展するとの期待が先行。外為市場ではドル高/円安が進行し、日本株も買い圧力が強まった。

日経平均は、前営業日比189円高と底堅くスタートした後、一時上げ幅を拡大したが、その後はもみ合いとなった。ただ、日本経済新聞電子版が10日、赤沢亮正経済財政・再生相が13日から18日の日程で米国とカナダを訪問すると報じると、朝方144円台半ばで推移していたドルは145円台前半まで上昇。これを受けて、日経平均は一時387円高の3万8476円18銭で高値を付けた。

物色面では、前日の米市場でハイテク株が上昇した流れを引き継ぎ、電子部品関連や半導体株の一角が堅調だった。

市場では「赤沢氏訪米の報道を受けて、日米交渉が進展するという期待感が強まったようだ。米国と各国との交渉が進めば、ドルの信認が高まりドル高/円安基調になりやすく、日本株の支えとなりそうだ」(岩井コスモ証券の投資調査部部長・有沢正一氏)との声が聞かれた。

一方、今後の日経平均については「上方向を試す可能性はあるとみているが、まずは3万8000円台で値固めできるかが焦点になりそうだ」(有沢氏)という。

TOPIXは0.61%高の2802.19ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆7281億5000万円だった。東証33業種では、精密機器、化学、ガラス・土石製品など26業種が値上がり。倉庫・運輸関連、保険、小売など7業種は値下がりした。

個別では、アドバンテスト、ルネサスエレクトロニクスが4%超高、ソフトバンクグループが2%超高。ニデックや安川電機も堅調だった。一方、東京ガス、T&Dホールディングス、第一生命ホールディングスなどは軟調だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1138銘柄(69%)に対し、値下がりが422銘柄(25%)、変わらずが70銘柄(4%)だった。

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