- 2025/06/11 掲載
国内企業物価5月は前年比3.2%上昇、伸び縮小
[東京 11日 ロイター] - 日銀が11日発表した5月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数は前年比3.2%上昇した。伸び率は昨年9月以来の低さで、6カ月ぶりに4%台を割り込んだ。ただ、コメや飲食料品、電力・水道等の公共料金の高止まりが企業物価を通じて消費マインドに与える影響については引き続き懸念される。
前月比では0.2%低下し、昨年8月以来初めてマイナスとなった。夏季電力料金調整後の前月比でも0.2%低下だった。
ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比3.5%上昇、前月比0.2%上昇だった。
企業物価指数は、企業間の財・モノの価格動向を示す指標で、対消費者への財・サービス価格である消費者物価に影響を与える。企業向けサービス価格指数とともに、企業間で適切な人件費配分や価格転嫁ができているかのバロメーターとして、賃金・物価の好循環の実現を目指す日銀が注視する指数の一つ。
*日銀の発表資料は以下のURLでご覧になれます。
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