- 2025/06/11 掲載
英中銀の資金供給手段、銀行は積極的に活用を=理事
サポルタ氏はフィンランド銀行での講演で、金融システム全体の準備金が早ければ来年第2・四半期にも「望ましい最低限の範囲」に達する可能性があるとの見通しを示した。
その上で、「金融機関は変化する流動性環境と、その中で準備金をどのように調達していくかについて、十分に検討する必要がある」と指摘した。
「それは英中銀から日常的に多額の資金を借り入れ、市場へのアクセスを検討し、業務を定期的に試験運用し、事前に用意する担保の規模について積極的に考慮することを意味する」と説明した。
英中銀はインデックス・ロングターム・レポ(ILTR)について、来週から実施する変更を発表した。
銀行はILTRを活用すれば、担保を差し入れることで英中銀から6カ月間資金を借り入れることができる。これまでのところ、銀行による利用は1週間物レポに比べてはるかに少ない。
中銀はILTRの週間利用可能額を250億ポンドから350億ポンドに引き上げる。これにより英国の金融システムに供給可能な流動性の総額は8400億ポンドに拡大する。
銀行が最も低い金利で借り入れ可能な準備金の週間利用額は、50億ポンドから80億ポンドに引き上げられる。また、銀行の借入額が増加しても、借り入れコストの上昇はより緩やかになるよう設定される。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR