- 2025/06/12 掲載
フジHDには「起爆剤」必要=株主提案候補の近藤太香巳氏
フジテレビ親会社に対して大株主が取締役候補に擁立した近藤太香巳NEXYZ.(ネクシーズ)グループ社長がインタビューに応じ、フジの改革に向けて「新しい風を吹かせるには『起爆剤』を入れた方が良い」との認識を示した。大株主側候補のうち、特に北尾吉孝SBIホールディングス会長兼社長の選任に期待感を示し、「フジテレビにとっても良いことだ」と述べた。
フジの親会社フジ・メディア・ホールディングスが25日に開く株主総会に向け、大株主のダルトン・インベストメンツは取締役候補12人を提案している。近藤氏はフジの改革について、「制作現場の声を聞きながら早く進めていく」との考えを示した。
フジの番組については、かつて高視聴率を獲得し続けていたことを念頭に「強いフジテレビが戻ってきてほしい」と指摘。巻き返しに向け、「他社に比べて少ない制作費を思い切って増やすべきだ」と主張した。
近藤氏は、北尾氏が独自の改革案を発表した4月の記者会見に同席。「フジは現状維持に執着している」と、改革の必要性を訴えていた。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるNEXYZ.Groupの近藤太香巳社長=5日、東京都渋谷区
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR