- 2025/06/12 掲載
シドニー外為・債券市場=豪ドル・NZドル軟調、株安でリスク選好度低下
豪ドルは0.2%安の1豪ドル=0.6489米ドル。 オーバーナイトの取引で記録した6カ月ぶりの高値0.6546米ドルから押し戻されている。0.6550米ドルが重要な上値抵抗線になっており、この水準を抜ければ0.6687米ドルに向けて上昇する可能性がある。
NZドルは0.1%安の1NZドル=0.6020米ドル。オーバーナイトの取引で0.6066米ドルまで上昇したが、最近記録した高値の0.6080米ドルには届かなかった。下値支持線は0.5990米ドル付近。強気筋の目標は0.6119米ドル。
豪ドルは対ユーロでは0.9%下落。ユーロが対米ドルで上昇していることが背景。欧州中央銀行(ECB)は利下げがほぼ終了したことを示唆している。
先物市場は、豪準備銀行(RBA)が次回7月8日の理事会で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ3.60%にする確率を約80%と予想。年末の政策金利を3.10%と見込んでいる。
CBAのエコノミスト、ベリンダ・アレン氏は「当社とRBAの今四半期の家計消費予測には下振れリスクがある」と指摘。
ウェストパック銀行のチーフエコノミスト、ルーシー・エリス氏は「RBAは7月に金利を据え置き、8月と11月に利下げを実施するだろう」と述べた。
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