- 2025/06/13 掲載
カリフォルニアなど11州、議会の自動車規制無効化決議取り消し求める訴訟
カリフォルニアは、35年までに販売される新車の少なくとも80%を電気自動車(EV)に、最大20%をプラグインハイブリッド車(PHV)にすることを義務化する計画を22年に発表。バイデン前政権下の米環境保護局(EPA)がこれを認めた。
さらにEPAは、大型トラックのゼロエミッション車(ZEV)化促進と、大型車の窒素酸化物排出削減を求める同州の規制も容認していた。
しかし連邦議会は先月、議会と大統領の承認によって省庁の規制発効を阻止できる「議会審査法」に基づき、これらの規制の無効化を決議。トランプ大統領がこの日、決議を承認する署名を行った。
トランプ氏は「われわれはカリフォルニアのEV(販売)義務化を永遠に廃止することにより、米自動車業界を破壊から正式に救済する」と語った。
一方カリフォルニアのニューサム州知事は「トランプ氏によるカリフォルニアへの全面的攻撃が続いている。今度は、われわれの清浄な空気と米国の国際競争力を台無しにする手続きを進めている」と反論した。
11州は訴状で、連邦政府が好ましく思わないカリフォルニアの法律を取り下げるに当たって妨げとなるような合法的手続きを回避するため、不当なやり方を採用していると指摘。バイデン前政権下でEPAが容認した措置をトランプ氏が撤回したことに法的な妥当性はないと、裁判所に宣言してほしいと要請した。
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