• 2025/06/13 掲載

午前の日経平均は続落、中東情勢の緊迫化を嫌気 下げ渋りも

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Noriyuki Hirata

[東京 13日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比507円16銭安の3万7665円93銭と続落した。イスラエルがイランを攻撃したと伝わり、リスク回避が強まって一時600円超安へと下げ幅を拡大した。ドル/円が円高方向に振れたほか、時間外取引の米株先物が軟調となったことが投資家心理の重しになった。前引けにかけてドルの下落が一服すると、日経平均は下げ渋った。

日経平均は小安く寄り付き、イスラエルによるイラン攻撃が伝わると急速に下げ幅を拡大し一時632円安の3万7540円20銭に下落した。ドル/円が142円台に下げを強めたことが投資家心理を冷やし、自動車株や半導体関連といった輸出関連株を中心に広く売られた。 市場では「リスク回避はドル買いのはずだが、米国は利下げ含みの上、トランプ政策を背景にしたドル離れもあって、ドルは有事でも買いにくい」(マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジスト)との見方が聞かれた。 一方、WTI原油先物が急伸し、鉱業や石油・石炭製品といった石油関連株に買いが入った。防衛関連の一角もしっかり。前引けにかけてドル/円が143円を回復する動きになると、株価は下げ渋った。

マネックスの広木氏は、実業家でもあるトランプ米大統領は平和主義者の側面もあるとみており「ドル安を嫌がっていることもあり、早期の収束に動くのではないか。有事は買いのスタンスでいいだろう」と話している。 TOPIXは1.26%安の2747.96ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は3兆0830億7000万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業や石油・石炭製品、海運など7業種、値下がりは繊維製品や空運、電気機器など26業種だった。 東京エレクトロンやトヨタ自動車が軟調。前日に決算を発表したラクスルは出尽くしで売られた。一方、INPEXは大幅高、三菱重工業は上場来高値を更新した。前日に株式分割や株主還元の見直しを発表したイオンは大幅高だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが233銘柄(14%)、値下がりは1356銘柄(83%)、変わらずは40銘柄(2%)だった。

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