• 2025/07/24 掲載

午後3時のドルは146円近辺へ下落、日銀の利上げ観測や円売り巻き戻し

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Atsuko Aoyama

[東京 24日 ロイター] - 午後3時のドル/円は146円近辺と、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の水準で推移している。足元で日銀の利上げ観測が高まっていることが円買いを促しているほか、石破茂首相の続投意向を受け、政局流動化を見据えた円売り仕掛けの巻き戻しもドル/円を下押し圧力となった。

前日海外時間のドル売り/円買いが続き、東京市場も朝方からドルの上値が重い展開となった。仲値公示後に一時145.86円まで下げ、今月10日以来2週間ぶり安値を更新。145円台まで下げを拡大したことで、配当絡みの円買いフローも出たとみられる。その後は、146円ちょうど前後で膠着感が強まった。

前日は退陣意向を固めたとの報道を、午後になって石破首相が否定。退陣意向の報道が出ていったん相場が動いたため、「石破首相の進退が分からない。事実が出るまで身動きが取れない」(国内銀行の為替セールス担当者)との声が聞かれた。

日銀の利上げ観測も円の買い圧力になっている。きょうは欧州中央銀行(ECB)理事会を控えており、来週にかけて金融政策に目が向きやすく、金利主導での動きになってくるとの見方がある。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフ為替ストラテジストの植野大作氏は、前日の日米関税合意について楽観的な見方が広がっているものの、相互関税はこれまでの10%から15%に引き上げられており、日本企業に対する関税の影響をしっかり見極める必要があると話す。

日銀が性急に金融政策を引き締めれば、「輸出企業にとっては円高と関税の影響のダブルパンチになりかねない」として、タカ派的なコミュニケーションになるかは疑問だとしている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 146.01/146.02 1.1770/1.1772 171.87/171.88

午前9時現在 146.33/146.37 1.1772/1.1775 172.30/172.31

NY午後5時 146.49/146.53 1.1770/1.1774 172.44/172.57

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