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 - 2025/11/04 掲載
 
【Copilot】Teams「会議特化エージェント」が結構スゴい、進行や議事録“さらに時短”
連載:Copilot for Microsoft 365で変わる仕事術
1983年生まれ、秋田県出身。2010年に自社のMicrosoft 365(当時BPOS)導入を担当したことをきっかけに、多くの企業に対してMicrosoft 365導入や活用の支援をはじめる。Microsoft 365に関わるIT技術者として、社内の導入や活用の担当者として、そしてひとりのユーザーとして、さまざまな立場の経験から得られた等身大のナレッジを、各種イベントでの登壇、ブログ、ソーシャルメディア、その他IT系メディアサイトなどを通じて発信している。
まだまだ残る「会議の課題」
Copilotによって大きく進化しているTeamsですが、それでも企業や組織における「会議の課題」は依然として残っています。会議の目的やゴールが曖昧なまま開始され、議題の優先度や時間配分も共有されず議論が進まないばかりか、時間内には結論が出ず次回に持ち越しになる、さらには、議事録の作成や共有にも時間がかかるなど、すべてではなくても、1つや2つ思い当たるものがあるのではないでしょうか。
オンライン会議の普及により会議の数も増える今だからこそ、そうした会議の進行から記録、共有までの一連の流れを見直し、改善する必要性も高まっています。
そこでCopilotは、Teamsで利用できる「ファシリテーターエージェント」を新たに提供しました。Teamsの中でシームレスに動作し利用できるエージェントは、これまでも利用してきたMicrosoft 365に組み込まれているからこその強みに感じます。
Teamsの「ファシリテーターエージェント」とは?
会議におけるファシリテーターは、会議中の議論を円滑に進め、参加者の議論をまとめながら収束点を探り、時間内に結論やゴールへ導く役割を担います。しかし実際には、参加者の中で誰がその役を担うのかが不明確であったり、議論もしながら会議の進行も担うというのは負担が大きかったりという課題があります。今回Teamsに追加されたファシリテーターエージェントとは、そうした会議の進行を支援するエージェントです。会議の予定作成時、下の図のようにエージェントを有効化するだけで、設定された議題ごとの時間配分にもとづく進行や、議論された内容の整理を手伝ってくれます。
どのようなシーンで活用できるのか、次のページで具体的に見ていきましょう。 【次ページ】使い方(1)グダグダ会議、終わらせます
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