- 2025/07/25 掲載
中国BYD、来年夏にパキスタン新工場生産EVを販売開始
[カラチ 24日 ロイター] - 中国電気自動車(EV)大手の比亜迪 (BYD) は、2026年7月ないし8月までにパキスタンの新工場で組み立てた車両の販売を開始する計画だ。パキスタン子会社で販売・戦略を担当するバイスプレジデント、ディニッシュ・カリク氏が24日、ロイターに明らかにした。
BYDは中国国内市場での激しい価格戦争を背景に、急速に海外市場への拡大を図っている。パキスタン工場は新興市場からの需要増加に対応し、パキスタン政府が提供する購入奨励金を活用する。
工場の建設は、BYDとパキスタン電力大手ハブ・パワー子会社メガ・パワー・カンパニーとの提携により、4月からカラチ近郊で進められている。
カリク氏によると、工場は当初2交代制で年間2万5000台の生産能力を持つ。フル稼働の時期や量産開始時期については明らかにしていない。
工場では輸入部品の組み立てから始まり、非電気部品の一部を現地生産する予定。最初はパキスタン市場向けに生産し、輸送コストと事業の経済性に応じて、この地域の右ハンドル車を採用している国々へ輸出する可能性もあるという。
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