- 2025/07/30 掲載
大和証G、4─6月期純利益は3割増 M&A助言とアセマネ寄与
[東京 30日 ロイター] - 大和証券グループ本社が30日に発表した2025年4─6月期(第1・四半期)の純利益は、前年同期比30.2%増の312億円だった。
経常利益は同15.8%増の437億円だった。グローバル・インベスト・バンキング部門で、M&A(合併・買収)関連収益が3割増加した。不動産アセットマネジメント事業では、運用資産残高が1.5兆円を超えて過去最高となったほか物件売却益なども貢献した。
また、上場投資信託(ETF)に特化した運用会社Global X LLCの持分法関連会社化に伴い、営業外収益に負ののれんを30億円程度計上した。
会見した吉田光太郎・最高財務責任者(CFO)は、7月以降の事業動向についてリテール営業を担うウェルスマネジメント部門でも、買い付け額が第1・四半期を大きく上回って推移していると説明。
株式や債券トレーディングのグローバルマーケッツに関しても、市場が落ち着きを取り戻したことで、エクイティは機関・個人投資家ともにフローが増加、FICC(債券・為替・商品)についても、金利が高止まる中で、投資家のポートフォリオの入れ替えニーズを引き続き確認していると話す。第2・四半期は「順調な滑り出し」と総括した。
大和証Gは通期予想を開示していない。IBESがまとめたアナリスト6人による26年3月期連結純利益の予想平均値は1220億円だった。
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