- 2025/12/12 掲載
【最新機能】Edgeに革命「Copilot Mode」とは? ブラウザが“勝手に仕事する”時代へ
連載:Copilot for Microsoft 365で変わる仕事術
1983年生まれ、秋田県出身。2010年に自社のMicrosoft 365(当時BPOS)導入を担当したことをきっかけに、多くの企業に対してMicrosoft 365導入や活用の支援をはじめる。Microsoft 365に関わるIT技術者として、社内の導入や活用の担当者として、そしてひとりのユーザーとして、さまざまな立場の経験から得られた等身大のナレッジを、各種イベントでの登壇、ブログ、ソーシャルメディア、その他IT系メディアサイトなどを通じて発信している。
Copilot Modeとは何か?
Microsoft 365 Copilotは、WordやExcel、Teamsなどのアプリに統合され、業務の効率化を目指してきました。そして、次のステップが「Webブラウザ」になりそうです。Microsoft Edge for Businessに搭載される「Copilot Mode」とは、調査、要約、入力支援など、ブラウザでの作業を自動化する新しい機能群です。これまで人が手作業で行っていた煩雑な操作をAIが代行することで、ブラウザは単なる閲覧ツールから業務効率化のツールになります。
- Copilot Modeとは、Microsoft Edgeブラウザでの作業を自動化する機能群。
【凄すぎ】ブラウザを使った「定型作業」を続々自動化
Copilot Modeの中でも、最も注目したいのが「エージェントモード」です。エージェントモードとは、閲覧中のページをCopilotのエージェントがユーザーに代わって操作する機能です。これによりブラウザ上での定型作業などを自動化できます。具体的な利用シーンでは、次のようなものが考えられます。
- 勤怠管理ページを開き、「先週は毎日8時間勤務。実績入力してください」と指示することで、タイムシートに自動入力
- あらかじめ情報を整理したドキュメントの内容をもとに、社内の業務申請フォームに必要事項を自動転記
- 日々のデータインポート作業を自動化し、手作業の負担を軽減
- 調べてまとめた情報をブラウザのTeamsアプリで投稿に自動入力し送信ボタンを押すだけの状態にセット
こうした作業は、業務の中で必ず、しかも頻繁に発生しますが、時間を取られる割には付加価値が高くないものも多くあります。エージェントモードを使うことで、こうした作業をCopilotのエージェントに任せて自動化し、ユーザーは他の業務に時間を割くことができるようになります。
Copilot Modeの“本当の威力”はまだまだあります。日常の業務が「どこまで変わる」のか、次のページ以降で詳しく解説します。 【次ページ】注目の進化(1)新しいタブを開いた瞬間“仕事が始まる”
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