- 2025/07/31 掲載
FRB、政策決定で政府の金利コスト考慮しない=パウエル議長
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は30日、中央銀行が金利政策決定において政府の資金調達ニーズを考慮する余地はないと述べた。
連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、FRBは議会の負託により、インフレを抑制し雇用市場を可能な限り強く保つという責務があると強調。
この法的責任を踏まえ、FRBは「連邦政府の財政ニーズを考慮しない。先進国の中銀でそのようなことを行っているところはない」とし、政府の財政ニーズを考慮すればFRBの信頼性を損なうことになるため「好ましくない」と述べた。
FRBはトランプ米大統領から利下げを求める圧力にさらされている。トランプ氏はさまざまな理由から利下げが正当化されるとしているが、同氏の批判の一部は、政府が多額の赤字を穴埋めするために国債を発行する中で、金利コストが高いという点に向けられている。
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