- 2025/08/01 掲載
台湾第2四半期GDP、前年比7.96%増 4年ぶり高成長
[台北 31日 ロイター] - 台湾主計総処が31日発表した第2・四半期の域内総生産(GDP)速報値は前年同期比7.96%増と、4年ぶりの高成長を記録した。堅調なハイテク需要に支えられ、市場予想を大幅に上回る結果となった。
ロイターがまとめたアナリスト予想は5.7%、第1・四半期は5.48%だった。
季節調整済みの年率換算では前期比12.89%増加した。
主計総処は顧客による在庫を積み増しが高成長に寄与したと指摘。人工知能(AI)や新たな技術アプリケーションに対する堅調な需要に加え、米国との「相互関税」を巡る実質的な交渉期限を控えた駆け込み需要が背景にあると分析した。
一部のアナリストは力強い経済成長が続いていることを理由に、台湾の中央銀行は今後1年間金利を据え置くと予想されるアジアで数少ない中銀の一つになるとの見方を示している。
台新証券投資顧問のケビン・ワン氏は、「米連邦準備理事会(FRB)が9月の利下げは確実でないというシグナルを送ったことを受け、台湾中銀は様子見姿勢を取る公算が大きい。年末までに金利が調整される可能性は低いだろう」と述べた。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR