- 2025/08/27 掲載
米国株式市場=反発、FRB独立性に懸念もエヌビディアなど上昇
エヌビディアは1.1%高。同社が27日発表する決算は、米中貿易摩擦の中で業績がどのように推移しているかを示すほか、人工知能(AI)関連株上昇の行方も左右する可能性がある。
トランプ大統領は25日、住宅ローン契約を巡る不正疑惑を理由に、FRBのクック理事を解任すると表明。FRBの政治からの独立を巡る懸念が強まった。
これを受けてS&P総合500種先物は一時下落したが、FRBが9月に利下げを開始するとの見通しに変わりはないとの見方から、株価は持ち直した。
USバンク・ウェルス・マネジメントの資本市場調査責任者ビル・メルツ氏は「市場関係者は(FRBの)独立性について懸念を強めている。長期的には真の懸念事項だ」としつつ、「しかし短期的には、今後6─12カ月の金利政策の道筋をどれほど変えるだろうか。今後6─12カ月で金融緩和が行われる兆しは既に示されている」と述べた。
S&P500は今月14日に付けた終値での最高値をわずかに下回る水準で取引を終えた。同指数の予想PER(株価収益率)は約23倍と4年ぶりの高水準にあり、エヌビディアの決算でAI関連株への投資熱が打撃を受けた場合、売りが広がるリスクが高まっている。
イーライリリーは6%近く上昇。同社が開発している経口型肥満症治療薬「オルフォルグリプロン」について、2型糖尿病で肥満症または太り過ぎの症状を抱える成人を対象とした後期臨床試験で、体重が10.5%減ったと発表した。
衛星通信のエコースターは70%急伸。通信大手AT&Tが同社から特定の無線周波数ライセンスを約230億ドルで取得することで合意したと発表した。
S&P500では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.1対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は157億株。直近20営業日の平均は169億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 45418.07 +135.60 +0.30 45236.8 45437.6 45192.2
3 2 9
前営業日終値 45282.47
ナスダック総合 21544.27 +94.98 +0.44 21443.6 21550.9 21389.1
3 3 0
前営業日終値 21449.29
S&P総合500種 6465.94 +26.62 +0.41 6435.49 6468.37 6429.21
前営業日終値 6439.32
ダウ輸送株20種 15863.21 +48.65 +0.31
ダウ公共株15種 1099.16 +3.41 +0.31
フィラデルフィア半導体 5807.92 +51.62 +0.90
VIX指数 14.62 -0.17 -1.15
S&P一般消費財 1875.34 +7.93 +0.42
S&P素材 582.94 +2.40 +0.41
S&P工業 1294.42 +13.21 +1.03
S&P主要消費財 883.77 -4.04 -0.46
S&P金融 891.43 +6.70 +0.76
S&P不動産 263.26 -0.85 -0.32
S&Pエネルギー 670.34 -1.37 -0.20
S&Pヘルスケア 1593.78 +8.73 +0.55
S&P通信サービス 398.33 -1.07 -0.27
S&P情報技術 5261.35 +27.53 +0.53
S&P公益事業 431.29 +0.96 +0.22
NYSE出来高 15.58億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 42515 + 215 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 42505 + 205 大阪比
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