- 2025/09/10 掲載
9連休はおせちで=「年越しラーメン」も登場―商戦本格化
大手百貨店やスーパーの「おせち」商戦が早くも熱を帯びている。最大9連休となる年末年始の日並びの良さを念頭に、大みそかも楽しめる「年越しラーメン」付き商品も登場。物価高を背景に「コスパ」を打ち出したおせちも健在で、8月から順次、予約受け付けが始まっている。
今年は12月27日が土曜日で、来年1月4日まで最大9連休が取得可能だ。そごう・西武は年越しそば代わりに抹茶風味の「お茶ラーメン」が付いた二段重(2万8780円)を販売。年末は「洋の段」、年始は「和の段」と、食べ飽きないよう工夫を凝らす。
高島屋はマリネなど27品を詰め合わせた「洋風オードブル」(1万6200円)を用意した。広報担当者は「連休を通して楽しみが続く」と話す。
一方、東武百貨店は「おせち離れ」が進む若者にアピールする「肉おせち」を拡充。ローストビーフを花びら状に並べた「花盛肉おせち一段」(2万9980円)は見た目も華やかな一品だ。
帝国データバンクによると、今年の正月向けおせち(三段重、3~4人前)の平均価格は2万7826円だった。食材などの価格高騰は続いているが、イオンは「和風三段重『慶(よろこび)』」を前年と同じ1万800円で売り出し、消費者の節約志向に対応する。
【時事通信社】 〔写真説明〕そごう・西武の「お茶ラーメン」付きおせち=8月26日、東京都豊島区 〔写真説明〕高島屋の洋風オードブル=8月26日、東京都中央区 〔写真説明〕東武百貨店の花盛肉おせち=8月26日、東京都豊島区
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