- 2025/10/30 掲載
【徹底比較】Gemini・ChatGPT・Felo・Genspark・Manus「調査→出力」最強は?
Gemini、ChatGPT、Felo、Genspark、Manusを比較
生成AIやXR、メタバースなどの新しいテクノロジーを中心に取材。その他、技術解説やスマホ・ガジェットなどのレビューも。著書に『趣味のChatGPT』(理工図書)、『先読み!IT×ビジネス講座ChatGPT』(共著・インプレス)など。Yahoo!ニュース エキスパート コメンテーター。株式会社ウレルブン代表。XRと最新テクノロジーのWEBマガジン『TechComm-R』運営。X(Twitter)は@sakaicat
Gemini:多彩な形式への変換に対応
Geminiの「Deep Research」は、各社の先陣を切る形で2024年末に登場。従来の検索対応AIを使った場合より遙かに詳細なレポートが出力できることで、ネットを使ったリサーチのあり方を大きく変えた。チャットの入力欄の「+」で「Deep Research」を選んで調べたいことを入力した後、提案されたレポートの構成を承認すればリサーチが開始され、しばらく待つと網羅性の高いレポートが出力される。レポートをそのまま保存したい場合は「共有とエクスポート」からGoogleドライブ上に保存できる。
注目すべきは、出力されたレポートをWebページやクイズアプリ、音声コンテンツをはじめとしたさまざまな形式のコンテンツにワンクリックで変換できる点だろう。右上の「作成」ボタンから作成したいコンテンツの種類を選ぶだけでよい。
リサーチ結果を他の人と共有し、内容の理解をうながしたい場合は、Webページやインフォグラフィックが適しているだろう。
インフォグラフィックでは、データがグラフや図解で視覚的にまとめられるため、文字による説明を最小限に抑えつつ、カラフルで分かりやすい形で情報を伝えられる。
作成されたコンテンツに対して、チャットに追加指示をしてブラッシュアップできる。なお、英語で出力されてしまった場合は、「日本語で作成してください」などの追加指示を加えれば日本語に変換される。
スキルアップなどの学習目的で利用するなら、内容について確認できるクイズアプリを作る機能が便利だ。リサーチ結果の内容を元に選択式のクイズが作成され、プレビュー画面上でそのまま回答できる。共有ボタンから公開リンクを発行すれば、Geminiにログインしていない状態でアプリを使うことも可能だ。このほかに、重要事項を単語カードのようにまとめた「フラッシュカード」も学習用途で役立つ。
インプットを効率的に行いたい場合は、音声コンテンツへの変換が有効だ。リサーチ結果のレポートを2人が会話形式で解説する、7分程度の日本語の音声コンテンツが生成される。
変換可能な形式のバリエーションが豊富で、かつ、ワンクリックで簡単に作成が可能なので、リサーチから活用までスムーズに進められる。学習用途からビジネスプレゼンまで、幅広いシーンで活用できる点が大きな強みだ。
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