- 2025/09/11 掲載
東京株4万4372円=連日の最高値、AI関連けん引
11日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比534円83銭高の4万4372円50銭で終わり、連日で過去最高値を更新した。成長への期待から人工知能(AI)関連産業の株に買いが集中し、日経平均を押し上げた。
10日の米国市場では、決算発表でAI関連の需要の強さを示した米大手IT企業の株価が急上昇し、他のAI関連株にも買いが波及した。これを受け、11日の東京市場でもソフトバンクグループ(G)や半導体検査装置メーカーのアドバンテストなどが大幅高となった。
ただ、過去最高値圏で推移している日本株には、利益確定の売りも出やすく、プライム銘柄の半数以上は値下がりして終了。東証株価指数(TOPIX)も終値こそ最高値を付けたが、一時マイナスになる場面があった。
ソフトバンクGなどAI関連の5銘柄だけで日経平均を500円超押し上げており、「短期運用の資金が株価に勢いのある銘柄に集まっている。いったん上昇が止まると資金が逆回転して株価が急落しかねない」(国内証券)と警戒する声も聞かれた。
【時事通信社】 〔写真説明〕終値で前日に続いて過去最高値を更新した日経平均株価を示すボード=11日午後、東京都中央区
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