- 2025/09/15 掲載
英米、原子力協力協定に署名へ トランプ氏訪英にあわせ
(トランプ氏の訪英予定について説明を追加して再送します)
[ロンドン 15日 ロイター] - 英政府は、トランプ米大統領の同国訪問にあわせて英米が原子力発電分野で協力する協定に署名すると発表した。英政府は原子力発電強化の方針を示しており、米との協力によって新たなプロジェクトや投資の加速を目指す。
トランプ大統領は国賓としての訪問で16日に英国に到着する。英国訪問中、米原子炉企業Xエナジーと英セントリカによるイングランド北東部での先進モジュール式原子炉建設計画や、米ホルテック・インターナショナル、仏EDF、不動産パートナーのトライタックスがイングランド中部の旧石炭火力発電所で小型モジュール炉(SMR)を動力源とする高度データセンターを開発する110億ポンド(150億ドル)規模のプロジェクトも発表される見通しという。
トランプ氏とスターマー英首相は7月にスコットランドで会談した際、SMRに関する協力強化について話し合った。
スターマー氏は15日、「これらの主要なコミットメントは、長期的に家庭の電気代を下げる原子力の黄金時代への道筋をつける」と述べた。
ライト米エネルギー長官は、米英の合意は両国で商業アクセスを解放するための枠組みを設定すると声明で述べた。
今回の合意では原子力関連規制が対象となる見通しで、一方の国で原子炉の安全性審査に合格した場合、もう一方の国はその結果を自国での審査に活用でき、現在3─4年程度要する認可手続きを2年に短縮することができる。
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