- 2025/09/16 掲載
テザー、米居住者向けステーブルコイン「USAT」を年内導入へ
[12日 ロイター] - 世界最大のステーブルコイン発行体、テザーのパオロ・アルドイノ最高経営責任者(CEO)は12日に米ニューヨークで開いた記者会見で、米居住者向けに設計されたステーブルコイン「USAT」を年内に導入する計画を発表した。
USATを手がけるベンチャー企業のCEOに、ホワイトハウス元高官のボー・ハインズ氏を起用する。エルサルバドルを拠点とするテザーは、トランプ米大統領の暗号資産(仮想通貨)推進政策の恩恵を受けており、米国で存在感を高めようとしている。
暗号資産データ企業コインゲッコーによると、ドルを裏付けとするテザーのステーブルコイン「USDT」は時価総額が1690億ドルを超える。
アルドイノ氏は、トランプ氏が7月に署名したステーブルコイン規制法案「ジーニアス法」をUSDTが順守する計画に変わりはないと説明。ハインズ氏は「われわれは、テザーが米国経済に大きく関与する意向であることを人々に知ってほしい」と訴えた。
アルドイノ氏によると、信託業務に特化した銀行に付与される「ナショナル・トラスト・バンク憲章」を有するアンカレッジ・デジタル・バンクがUSATを発行する。
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