- 2025/09/17 掲載
ベトナム株、「第2新興国市場」への格上げに自信=財務相
ベトナムは2018年以降、株式市場の分類を「フロンティア市場」から「第2新興国市場」に引き上げてほしいと要望している。実現すれば、新たに50億─70億ドルの資金が国内に流入する、というのがアナリストらの試算だ。
ロンドンでFTSEラッセルやロンドン証券取引所の幹部と会談したグエン・バン・タン氏は当地で開催された会合でロイターの質問に答える形で「私個人としては、格上げされる可能性にかなり自信を持っている。基本的にわれわれはFTSEラッセルが設けている基準を満たした」と語った。
FTSEラッセルは10月に世界株式市場分類の年次見直しを実施する予定。アナリストらは、その一貫としてベトナムの格上げを正式に発表すると予想している。18年からベトナムは、格上げの可能性がある「ウオッチリスト」に置かれてきた。
現在1600社前後が上場するベトナム株式市場は、時価総額が同国の国内総生産(GDP)の約74%に当たる3200億ドル超に達し、1日の平均売買高はおよそ15億ドル。
株価は、トランプ米大統領が「相互関税」を発表した4月に一時20%急落したが、年初来上昇率はなお30%強を維持している。
FTSEラッセルがベトナムを実際に格上げした場合、第2新興国市場指数への採用を円滑に進めるため、幾つかの段階に分けて同指数におけるウエートを高めていく見通しだ。
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