- 2025/09/17 掲載
英GSK、対米300億ドル投資を計画 医薬品関税に備え
[17日 ロイター] - 英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は17日、今後5年にわたり米国に300億ドルを投資し、研究開発(R&D)およびサプライチェーン(供給網)インフラの整備を図る計画を発表した。
トランプ米大統領が製薬業界に輸入関税を導入する方針を示唆し、国内生産の推進を図る中、医薬品メーカーは米事業の拡大に乗り出している。
GSKは新施設について「米国と英国のR&Dと製造を結び付け、生命科学分野における両国の指導力を強める」と説明した。投資には東部ペンシルベニア州アッパー・メリオンに呼吸器疾患およびがんの新薬を生産する新工場を建設するための12億ドルが含まれる。施設は2026年に着工の予定。
また、GSKが米国に持つ5つの既存製造拠点において、人工知能(AI)、先進デジタル技術力、ならびに新原薬製造能力、改良された機器および自動注入装置の組み立てにも資金を投じる。
GSKによると、今回の投資はR&Dおよび臨床試験活動の強化に寄与し、今後5年で米国は同社が実施する研究、施設、臨床試験参加者数で首位になる見通し。
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