- 2025/09/18 掲載
英中銀が金利据え置き、量的引き締めペース縮小 長期債は限定的に
量的引き締めペースは7対2で決定。2009年から21年までに買い入れた国債の売却を年間1000億ポンドから700億ポンドに縮小する。
ベイリー総裁は「新たな目標により、金融政策目標に沿った中銀バランスシートの縮小を続けながら、国債市場への影響を最小限に抑えることが可能になる」と述べた。8750億ポンドに及んだ国債買い入れだが22年に売却を開始していた。
中銀チーフエコノミストでもあるピル委員は、市場への影響は小さいとの見方から1000億ポンドのペース維持を支持、一方でマン委員は620億ポンドへの削減を求めた。
今後1年間の売却額は、当初の買い入れ価格ベースで短期債40%、中期債40%、長期債20%となる。長期国債利回りは今月初めに1998年以来の高水準に上昇していた。
金利据え置きは7対2で決定。ディングラ委員とテイラー委員が利下げを主張した。
中銀は、インフレ率が今月の4%をピークに徐々に低下し、27年第2・四半期までに目標の2%に低下するとの見通しを維持、第3・四半期の成長率見通しは0.3%から0.4%に引き上げた。
総裁は「インフレ率は2%目標に戻ると予想しているが山場を越えたわけではなく、今後引き下げる場合は段階的かつ慎重に行う必要がある」と述べた。
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