- 2025/09/19 掲載
海外勢の米国債保有、7月も過去最高の9.15兆ドル 日英が拡大
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米財務省が18日発表した7月の対米証券投資統計によると、海外勢の米国債保有額は9兆1590億ドルと、前月の9兆1260億ドルから増加し、過去最高に達した。過去最高の更新は3カ月連続。日本と英国の保有が拡大した。
前年同月比では、海外勢が保有する米国債は9%近く増加した。
国別では、中国の保有高は7307億ドルに減少し、2008年12月以来の低水準となった。中国はドルへの依存度を下げようとする戦略的要因と、自国通貨である人民元を強化するという市場要因の両方によって、過去10年にわたって徐々に米国債保有を減らしている。
日本は24年3月以来最大の1兆1510億ドルを保有し、トップを維持した。
2位の英国は前月比約5%増の9000億ドル弱で、過去最高を更新した。
取引ベースでは、6月の資金流出から回復し、7月には582億ドルの資金流入を記録した。
また、外国人投資家は7月に米国株を163億ドル売却。6月は1631億ドルという大量の資金が株式に流入していた。
7月の対米資本純流入額は21億ドルにとどまり、6月改定値の920億ドルから減少した。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR