- 2025/09/19 掲載
「原発を成長の基礎に」=再稼働の女川視察―筒井経団連会長
経団連の筒井義信会長は19日、昨年再稼働した東北電力女川原発(宮城県)を視察した。筒井氏は報道陣の取材に「原発は脱炭素とエネルギー安全保障、経済成長の三兎を追う戦略の基礎に位置付けられるべきだ」と述べ、再稼働の広がりに期待を示した。
女川原発の敷地は海面から比較的高い場所にあり、2011年の東日本大震災でも津波の被害による事故を免れた。防潮堤のかさ上げなど安全対策の強化を経て、24年11月に東日本に立地する原発として初めて発電を再開した。筒井氏は「関係者が努力を重ね、地元の理解を得られたことが心底理解できた」と語った。
筒井氏は、大量の電力を消費する人工知能(AI)関連のデータセンターなどを念頭に「電力供給体制をどうするかという問題がある」と強調。再生可能エネルギーと並び、原子力を最大限活用することが今後の経済成長に「不可欠」との認識を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕東北電力女川原発2号機を視察し、原子炉の安全確保の仕組みについて説明を受ける経団連の筒井義信会長(中央)=19日、宮城県(東北電力提供) 〔写真説明〕東北電力女川原発を視察した後、報道陣の取材に応じる経団連の筒井義信会長=19日午後、宮城県
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