• 2025/09/19 掲載

英公的部門借入、公式予測を大幅に上回る 財務相の課題山積

ロイター

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[ロンドン 19日 ロイター] - 英国の公的部門借入が公式予測を大幅に上回り、11月に予算案を発表するリーブズ財務相の課題が山積していることが明らかになった。

英国立統計局(ONS)が19日発表した4─8月の公的部門借入は838億ポンド(1133億9000万ドル)となり、予算責任局(OBR)が今年示した予測を114億ポンド上回った。

4─8月としては、パンデミックで巨額の支出を余儀なくされた2020年以降で最大となった。

PwCの英国エコノミスト、ナビル・タレブ氏は、英政府が債務コスト高、インフレ、歳出削減への反対、OBRの成長率予想引き下げリスクに直面していると指摘。「リーブス財務相は厳しい選択に直面している。有権者や市場にとって好ましい選択ができるか試されている」と述べた。

8月の公的部門借入は約180億ポンド。OBRの予測である125億ポンドを大きく上回った。ロイターがまとめた市場予想は127億5000万ポンドだった。

ONSのチーフエコノミスト、グラント・フィッツナー氏は「先月の借入は、8月としてはパンデミック以降で最大だ」とし「税収と国民保険料収入は全体として前年を大幅に上回ったが、それ以上に公共サービス、給付金、利払いといった支出が増えた」と述べた。

ONSによると、税務当局のデータ更新で付加価値税収が当初の想定より少なかったことが判明し、ここ数カ月の借入額の推定値が60億ポンド近く上方修正された。

キャピタル・エコノミクスの英国チーフエコノミスト、ポール・デールス氏は、リーブス氏が予算案で増税を主体とする280億ポンド相当の財政措置を示す必要があると述べた。

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