• 2025/09/19 掲載

三井住友FG、米ジェフリーズに1350億円を追加出資 日本株事業を統合へ

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Miho Uranaka

[東京 19日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)は19日、米投資銀行ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループに約1350億円を追加出資し、持ち分比率を現在の14.5%から20%へ引き上げると発表した。

独占禁止法などの審査を経て、傘下のSMBC日興が過半を出資し、ジェフリーズが残りを出資する形で国内に合弁会社「SMBC日興ジェフリーズ証券」も設立する。SMBC日興の法人部門のうち、IPOや増資における株式発行を担う株式資本市場(ECM)ビジネス、日本株の販売・トレーディング、リサーチ業務などをジェフリーズとグローバルに統合し、2027年1月の開業を目指す。

SMFGによると、日本株市場は案件規模の拡大やグローバル案件の増加、海外からの資金流入などにより、プライマリー・セカンダリー共に活況を呈している。こうした状況に対し、SMBC日興証券の能力だけでは十分とは言えず、グローバルな日本株事業における発行体と投資家への対応力を抜本的に強化するという。

さらにSMFGは国内外の法人と個人向け事業の一体性を確保するため、傘下に中間持株会社を設置し、SMBC日興証券とSMBC日興ジェフリーズ証券を配置する。

発行会社への対応は引き続きSMBC日興証券のカバレッジ部門を中心として行うものの、今後、カバレッジ部門を含む国内法人向け事業の大部分についても、さらなる協働強化の在り方について検討を進めるという。

これに伴い、三井住友銀行は、ジェフリーズの無議決権株式を追加取得する。ただし、三井住友銀がジェフリーズの議決権の5%超を保有することにはならないという。

SMFGは2021年にジェフリーズへの出資を開始して以来、持ち分比率を段階的に引き上げており、今回の追加出資は提携関係をさらに深めるものとなる。SMBC日興証券の三井住友銀行の森田高・経営企画部長はオンラインで開催した説明会で、今後の「追加出資については全く未定」とした上で、今回の出資は「一つの節目であるという考えも持っている」と述べた。

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