- 2025/09/22 掲載
午後3時のドルは148円前半、一時2週間ぶり高値 自民演説は反応薄
[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤から小幅高の148円前半で取引されている。自民党が午後に開催した総裁選候補者の所見発表演説会は目新しい内容がなく、ドルは2週間ぶり高値圏で底堅い動きが続いた。
ドルは朝方の安値147円後半からじり高となり、正午過ぎに一時148.37円まで上昇、今月8日以来の高値を更新した。日経平均がこの日も終値ベースで史上最高値を更新するなど「市場のリスクオンムードが円安圧力につながっている」(外銀アナリスト)という。
しかし、ドル高や円安に新たな手掛かりはなく、午後には148円前半へ上げ幅を縮小し、もみあいとなった。午後1時から行われた自民総裁選候補の演説にも、目立った反応はなかった。
バークレイズ証券為替債券調査部長の門田真一郎氏は、総裁選の注目は引き続き、円安進行の可能性がある高市早苗前経済安保相にあるとしながら、「誰が勝利しても野党と協調が必要で財政拡張圧力がかかりやすい状況は変わらない。だが、円金利も含めて市場はそのリスクをだいぶ織り込んできたようだ」との見方を示した。
円は対ドル以外でもほとんど値動きがなかった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 148.23/148.27 1.1738/1.1739 174.03/174.04
午前9時現在 148.10/148.11 1.1735/1.1738 173.83/173.84
NY午後5時 147.94/147.99 1.1744/1.1747 173.78/173.83
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