• 2025/11/06 掲載

ECB、量的緩和再開は「まだ遠い」=シュナーベル専務理事

ロイター

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[フランクフルト 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は6日、量的緩和を再開する時期は「まだ程遠い」との見解を示した。10年間にわたる量的緩和で買い入れた債券をまず減らす必要があるとしている。

シュナーベル氏は、現在進行中の「量的正常化」について、ECBバランスシートから十分な債券が償還されたと判断するまで続くと指摘。

「新しいポートフォリオによる債券購入が始まるのは、過去の金融政策に基づく債券ポートフォリオを通じて注入された流動性と、純金融資産ポジションが、理事会で証券保有を通じて供給することを決めた準備金のシェアを下回った時点になる」と述べた。

その上で「バランスシートの受動的な縮小(ランオフ)を考えれば、この時点はまだ遠い」と語った。

また、新たな量的緩和は短期債に集中すべきだと改めて強調。特に金利が上昇した場合にECBをさらなる損失から守ることが目的だと述べた。

また、量的緩和に先立ち、銀行への長期流動性の供給を再開するだろうと発言。変動金利で固定額の資金を定期的に入札する形式になる可能性があると述べた。満期は今後決めるという。

「過去には、銀行に提供する融資の満期を様々に変えてきた」とし「ソブリン債危機やパンデミックへの対応といった例外的な状況でのみ、こうしたオペの期間は1年を超えた」と指摘した。

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